防衛研究所の組織改編について
防衛研究所は、防衛省のシンクタンクとして、主に安全保障及び戦史に関し政策指向の調査研究を行うとともに、自衛隊の高級幹部等の育成のための国防大学レベルの教育機関としての機能を果たしています。また戦史史料の管理、公開等を行っており、我が国最大の戦史研究センターとしての役割も担っています。この度、防衛省に対する政策立案支援の更なる向上と調査研究等の基盤強化を目的として、平成23年9月1日に防衛研究所は組織改編を行いました。
1.実施内容
- 安全保障研究に係る防衛政策のニーズに適時適切に対応しうる体制を強化するため、研究部を政策研究部、理論研究部及び地域研究部の3部体制に改編。政策指向の研究や地域情勢分析の実施環境を整備するとともに、政治・法制・経済・社会・軍事といった多様な視点から包括的な調査研究を推進する体制を整えます。
- 地域研究部に、北東アジア研究室を新設します。北東アジア地域研究に特化し、研究と政策提言の機能を強化、この地域に関心を寄せる諸国との連携強化を図ります。
- 戦史研究に対する所内外の多様な要望に対応するとともに、史資料に係る公文書館機能を強化するため、戦史研究室、安全保障政策史研究室、国際紛争史研究室からなる3個研究室、及び史料室を包含した体制へと改編し、戦史研究センターを新設。第2次大戦以降の安全保障政策史や、諸外国における紛争史についても研究を実施する環境を整備します。
- 戦史研究センターでは、海外における戦史史料の調査・収集に力を入れるとともに、旧陸海軍から受け継いでいる戦史史料を適切に保管、広く一般に公開しています。
- 戦後我が国の安全保障政策の関係者から聞き取り、記録に留めるという「オーラル・ヒストリー」の作成に取り組んでいます。
- 我が国が直面する安全保障上の政策課題に、一層貢献し得る人材の育成を実現する体制を整備します(教育部に教育課程運営室を新設)。
- 企画調整機能を一元化し、企画部、同総務課、同企画調整課を新設、防衛省のニーズを所の業務に的確に反映する体制を強化しました。
● 安全保障研究分野
● 戦史研究分野
● 教育分野
● 管理体制
2.防衛研究所の情報発信(引き続き情報発信に注力して参ります)
- 『東アジア戦略概観』(過去1年の東アジア地域の安全保障情勢を分析)
- 『中国安全保障レポート』(中国にかかわる最近の安全保障情勢を分析)
- 『防衛研究所紀要』(防衛研究所研究者による安全保障に関連する論文集)
- 『戦史研究年報』 (戦史関連の論文、戦史研究センターの活動、及び戦史史料に関する情報を掲載)
- 『ブリーフィンブ・メモ』(安全保障情勢に関する時事解説)
- 『国際共同研究シリーズ』(外国研究機関等との共同研究論文集)
- 『安全保障国際シンポジウム報告書』(防衛研究所が開催した国際会議の報告論文集)
- 『戦争史研究国際フォーラム報告書』(防衛研究所が開催した国際会議の報告論文集)
- 安全保障国際シンポジウム(安全保障の情勢を論じる国際会議:一般公開)
- 戦争史研究国際フォーラム (戦争史研究に関する国際会議:一般公開)
- アジア太平洋ワークショップ(地域専門家との安全保障に関する円卓会議)
- 赤十字国際委員会セミナー(赤十字国際委員会と共催する国際平和協力に関する会議)
- 国際安全保障コロキアム (専門家同士による安全保障に関する会議)
- ARF国防大学長等会議 (ASEANが主催する各国国防大学等による会議)
- NATO国防大学長等会議(NATOが主催する各国国防大学等による会議)
● 出版物(防衛研究所ホームページより入手可能)
● 国際会議
● 防衛研究所が参加している主要国際会議
