戦争史研究国際フォーラム


戦争史研究国際フォーラムは、戦争史に関して二国間もしくは多国間で比較研究することで、とかく一方的になりがちであった戦争史を多角的な視点から再検討すると同時に、当該国との相互理解を深め、信頼醸成に寄与することを目的とし、防衛研究所創立50周年を記念して平成14年度より開催しています。
戦争史研究国際フォーラム開催実績
第10回(平成23年度):「総力戦としての太平洋戦争」
第10回フォーラムは、、テーマを「総力戦としての太平洋戦争」とし、アメリカ、イギリス、オーストラリアの各国から当該分野の著名な研究者を招へいし、太平洋戦争を世界の主要諸国が事前にいかに捉え、準備・対応し、そして実際に戦ったかを詳細に比較分析することにより、総力戦としての太平洋戦争の意味、さらには20世紀の戦争の歴史における太平洋戦争の位置づけを大局的に考察しました。
日時:平成23年9月14日(水) 9:30~17:50
場所:都市センターホテル 3階「コスモスホール」
基調講演
- 加藤 陽子(東京大学大学院教授)
特別講演
- クリストファー・コーカー(ロンドン大学LSE教授)
発表者(発表順)
- ジャン・ヴィレム・ホーニッヒ(ロンドン大学キングスカレッジ教授)
- 石津 朋之(防衛研究所戦史研究センター国際紛争史研究室長)
- デニス・シュオルター(コロラド大学教授)
- デヴィット・ホーナー(オーストラリア国立大学教授)
- 纐纈 厚(山口大学副学長)
- ジェフリー・ワウロウ(ノーステキサス大学教授)
- 和田 朋幸(防衛研究所戦史研究センター戦史研究室所員)
- 小野 圭司(防衛研究所理論研究部社会・経済研究室長)
コメンテーター
- 赤木 完爾(慶應義塾大学教授)
- 戸部 良一(国際日本文化研究センター教授)
- 高橋 文雄(航空自衛隊幹部学校教官)
議長
- 庄司 潤一郎(防衛研究所戦史研究センター長)
第9回(平成22年度):「太平洋戦争とその戦略」
第9回フォーラムは、テーマを「太平洋戦争と枢軸国の戦略-ドイツを中心に-」とし、ドイツ、イタリア、ロシア及び国内から当該分野の著名な研究者を招へいし、太平洋戦争における枢軸国側が用いた戦略を中心に比較分析することにより、太平洋戦争の全体像を大局的に考察しました。
日時:平成22年9月29日(水)
場所:都市センターホテル 3階「コスモスホール」
基調講演
- 三宅正樹(明治大学名誉教授)
総括講演
- 戸部良一(国際日本文化研究センター教授)
発表者(発表順)
- ゲルハルト・ヒルシュヘルト(独、シュトゥットガルト大学教授)
- 田嶋信雄(成城大学教授)
- ヨースト・デュルファー(独、ケルン大学教授)
- ニコラ・ラバンカ(伊、シエナ大学教授)
- 相澤淳(防衛研究所戦史部第2戦史研究室長)
- 庄司 潤一郎(防衛研究所戦史部上席研究官)
- ワシーリ・モロジャコフ(露、拓殖大学日本文化研究所客員教授)
コメンテーター
- 庄司潤一郎(防衛研究所戦史部上席研究官)
- 立川京一(防衛研究所戦史部第1戦史研究室主任研究官)
- 和田朋幸(防衛研究所戦史部第1戦史研究室所員)
議長
第8回(平成21年度):「太平洋戦争とその戦略」
第8回フォーラムは、テーマを「太平洋戦争とその戦略」とし、米国、英国、カナダ及びシンガポールの各国から当該分野の著名な研究者を招へいし、太平洋戦争における日本側及び連合国側が用いた戦略を比較分析することにより、太平洋戦争の全体像を時系列的に考察することを目的に実施しました。
日時:平成21年9月30日(水)
場所:グランドプリンスホテル赤坂
特別講演
- エドワード · ルトワック(米国:戦略国際問題研究所(CSIS)上級研究員)
基調講演
- 秦 郁彦(元日本大学法学部教授)
発表者(発表順)
- 相澤 淳(防衛研究所戦史部第2戦史研究室長)
- ウィリアムソン · マーレー(米国:防衛分析研究所研究員/オハイオ州立大学名誉教授)
- ブライアン · ファレル(シンガポール:シンガポール国立大学歴史学部教授)
- 屋代 宣昭(防衛研究所戦史部第1戦史研究室主任研究官)
- フィリップス · オブライエン(英国:グラスゴー大学歴史学部教授/同大学スコットランド戦争研究センター長)
- 庄司 潤一郎(防衛研究所戦史部上席研究官)
- ジョン · フェリス(カナダ:カルガリー大学歴史学部教授/同大学軍事戦略研究センター研究員)
コメンテーター
- 等松 春夫(防衛大学校人文社会学群国際関係学科教授)
- 進藤 裕之(防衛研究所戦史部第1戦史研究室主任研究官)
- 赤木 完爾(慶應義塾大学法学部教授)
議長
- 加賀谷 貞司(防衛研究所戦史部長)
第7回(平成20年度):「太平洋戦争と連合国の対日戦略—開戦経緯を中心として—」
第7回フォーラムは、旧連合国(米、英、豪、蘭、中)から著名な研究者を招へいして太平洋戦争に至る各国の対日戦略について議論することにより、その特徴、形成プロセス、及び連合国間の連携と齟齬を明らかにすることを目的に実施しました。
日時:平成20年9月18日(木)
場所:NSスカイカンファレンス
基調講演者
- 入江 昭(ハーバード大学名誉教授)
発表者(発表順)
- マーク · A · スト-ラー(バーモント大学名誉教授)
- ダグラス · E · フォード(サルフォード大学教授)
- スティーブン · C · ブラード(オーストラリア戦争記念館主任歴史研究官)
- ヘルマン · T · ブッセマーカー(元アムステルダム大学研究員)
- 鹿 錫俊(大東文化大学教授)
- 小谷 賢(防衛研究所戦史部教官)
コメンテーター
- 進藤 裕之(防衛研究所戦史部第1戦史研究室主任教官)
- 立川 京一(防衛研究所企画室共同研究調整官兼戦史部主任研究官)
- 岩谷 將(防衛研究所戦史部教官)
議長
- 加賀谷 貞司(防衛研究所戦史部長)
第6回(平成19年度):「太平洋戦争の新視点—戦争指導 · 軍政 · 捕虜—」
第6回フォーラムは、米国から著名な研究者を招へいして、近年注目されている軍政や捕虜という新しい側面から日米それぞれの視点で比較検討することにより、太平洋戦争の実相、特質、そして日米双方の問題点を考察しました。
日時:平成19年9月26日(水)
場所:アイビーホール青学会館
特別講演者
- 保阪 正康(ノンフィクション作家、評論家)
発表者(発表順)
- 戸部 良一(防衛大学校教授)
- アラン · ミレット(ニュー · オーリンズ大学教授)
- 芳賀 美智雄(元陸上自衛隊幹部学校研究課研究員)
- コンラッド · クレーン(米陸軍大学歴史研究所長)
- 立川 京一(防衛研究所戦史部主任研究官)
- マーク · パリロ(カンザス州立大学教授)
コメンテーター
- 赤木 完爾(慶應義塾大学教授)
議長
- 加賀谷 貞司(防衛研究所戦史部長)
第5回(平成18年度):「朝鮮戦争の再検討—その遺産—」
朝鮮半島における現在の不安定 · 不透明な状況のひとつの要因である朝鮮戦争について、軍事を中心とする幅広い観点から再検討することは、東アジア地域の戦略環境の特性、将来の動向を考えるうえで、極めて重要な意義を有しています。第5回フォーラムは、朝鮮戦争に関連した国々の研究者を招へいして、当該国に及ぼした影響を明らかにしつつ、約60年後の視点からその軍事的意味 · 遺産について再検討を行いました。
日時:平成18年9月20日(水)~21日(木)
場所:グランドヒル市ヶ谷
基調講演
- 神谷 不二(慶應義塾大学名誉教授)
特別講演
- 白 善燁(元韓国陸軍参謀総長)
発表者(発表順)
- 朴 明林(延世大学校教授)
- 庄司 潤一郎(防衛研究所戦史部第1戦史研究室長)
- 張 小明(北京大学国際関係学院教授)
- バシリー · ミキーエフ(ロシア科学アカデミー世界経済国際関係研究所北東アジア安全保障研究センター長)
- マティティアフ · メイツェル(イスラエル · テルアビブ大学教授)
- アラン · ミレット(ニューオーリンズ大学教授)
- マイケル · ホプキンス(リバプール · ホープ大学教授)
コメンテーター
- 葛原 和三(陸上自衛隊幹部学校戦史教官室教官)
- 安田 淳(慶應義塾大学教授)
- 小谷 賢(防衛研究所戦史部第1戦史研究室教官)
議長
- 加賀谷貞司(防衛研究所戦史部長)
第4回(平成17年度):「エア · パワーの将来と日本—歴史的視点から—」
ライト兄弟の初飛行から約100年後にあたる現在、各国の空軍はグローバルな視点からエア · パワーの再検討を進めています。また、湾岸戦争からイラク戦争空爆に至る流れにおいて、エア · パワーの有効性が様々なところで議論されております。そこで第4回フォーラムは国内外から代表的研究者を招へいして、エア · パワーの本質と空軍の役割に迫りました。
日時:平成17年9月14日(水)~15日(木)
場所:グランドヒル市ヶ谷
基調講演
- 大村 平(元航空幕僚長)
特別講演
- フィリップ · セイビン(英国ロンドン大学キングス · カレッジ教授)
発表者(発表順)
- ウィリアムソン · マーレー(米国オハイオ州立大学名誉教授)
- 栁澤 潤(防衛研究所戦史部第一戦史研究室所員)
- ベンジャミン · S · ランベス(米国ランド研究所上級研究員)
- 志方 俊之(帝京大学教授)
- マティティアフ · メイツェル(イスラエル · テルアビブ大学教授)
- 金 仁烈(キム · インヨル)(韓国空軍大学教授)
- 石津 朋之(防衛研究所戦史部第一戦史研究室主任研究官)
コメンテーター
- 庄司 潤一郎(防衛研究所戦史部第一戦史研究室室長)
- 源田 孝(航空自衛隊幹部学校主任教官)
- 山口 昇(防衛研究所副所長)
- 佐久間 一(元統合幕僚会議議長)
議長
第3回(平成16年度):「日露戦争と世界—100年後の視点から—」
平成16(2004)年は日露戦争勃発100周年にあたることから、第3回フォーラムにおいては日露戦争に関連した国々の研究者を招へいして、当該国とこの戦争の関係を明らかにしつつ、「日露戦争の国際的意義」という観点でこの戦争の本質に迫りました。
日時:平成16年9月29日(水)~30日(木)
場所:グランドヒル市ヶ谷
特別講演
- ドミトリ · B · パブロフ:露モスクワ市公文書館
パネリスト
- キース · ニールソン(カナダ 王立国防大学)
- ベルトホルド · ザンダー=ナガシマ(独 ドイツ軍事史研究所)
- エヴァ · ルトコフスカ(ポーランド ワルシャワ大学)
- 李 盛換(イー · スンハン)(韓国 啓明大学校)
- セルジュク · エセンベル(トルコ ボスポラス大学)
- 伊藤 之雄(京都大学)
- 高橋 文雄(航空自衛隊幹部学校)
- 立川 京一(防衛研究所)
- 横山 久幸(防衛大学校)
コメンテーター
- 相澤 淳(防衛研究所)
- 稲葉 千晴(名城大学)
- 黒澤 文貴(東京女子大学)
- 等松 春夫(玉川大学)
議長
第2回(平成15年度):「日米戦略思想の系譜」
9.11同時多発テロ以降、イラク戦争に見られるように、米国が新たな国際秩序を模索するなかで日米同盟も重要な役割を担おうとしています。このような国際情勢を踏まえ、日米両国の戦略思想について歴史的な観点から両国の参加者が比較検討を行いました。
日時:平成15年10月15日(水)~16日(木)
場所:グランドヒル市ヶ谷
基調講演者
- 北岡伸一:東京大学教授
発表者(発表順)
- 庄司 潤一郎:防衛研究所戦史部第1戦史研究室長
- フランシス · G · ホフマン:海兵隊戦闘研究所戦略計画担当官
- 石津 朋之:防衛研究所戦史部主任研究官
- ウィリアムソン · マーレー:オハイオ州立大学名誉教授
- 中西 寛:京都大学教授
- リチャード · H · シンライク:元陸軍指揮幕僚大学高等軍事研究学校長
- 道下 徳成:防衛研究所研究部主任研究官
- マッキュービン · T · オーウェンス:海軍大学校教授
コメンテーター
- 井上 寿一:学習院大学教授
- 秦 郁彦:元日本大学法学部教授
議長
第1回(平成14年度):「戦争指導 —第2次世界大戦の日英を中心に—」
初回である14年度は、第2次世界大戦における日英両国の戦争指導を、戦争指導者にも焦点を当てつつ、国家戦略、軍事戦略、マレー · シンガポール方面、ビルマ · インパール方面、及び航空作戦の各レベルにおいて日英両国の参加者により比較検討を行いました。
日時:平成14年9月18日(水)~19日(木)
場所:グランドヒル市ヶ谷
基調講演者
- 伊藤憲一:日本国際フォーラム理事長、青山学院大学教授
発表者(発表順)
- サキ · ドクリル:ロンドン大学キングス · カレッジ教授
- 戸部 良一:防衛大学校教授
- ブライアン · ボンド:ロンドン大学キングス · カレッジ名誉教授
- 赤木 完爾:慶應義塾大学教授
- カール · ブリッジ:ロンドン大学キングス · カレッジ教授
- 立川 京一:防衛研究所戦史部主任研究官
- グラハム · ダンロップ:英海兵隊退役大佐
- 荒川 憲一:防衛研究所戦史部主任研究官
- マイケル · ドクリル:ロンドン大学キングス · カレッジ名誉教授
- 横山 久幸:防衛研究所戦史部所員
コメンテーター
- 田中 孝彦:一橋大学教授
- 三輪 公忠:上智大学名誉教授
議長
総合司会者
- 庄司潤一郎:防衛研究所戦史部第1戦史研究室長
